最適なネットワークを実現するJuniper Mistのアクセスポイント比較ガイド ~Part1~
近年のオフィス環境において、無線LANネットワークは欠かせないものとなっています。拡大する無線LAN環境を安定的且つ効率的に運用するアプローチのひとつが、「Juniper Mist(ジュニパーミスト)」です。
Juniper Mistの概要や強み、主要なアクセスポイント7製品の機能比較、ライセンスの種類などをPart1とPart2に分けてご紹介します。
Part1の本記事では、Juniper Mistの概要や強みをご紹介します。
導入の際の参考にしてください。
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Juniper Mistの概要と強み:AI主体での運用の実現
Juniper Mistは、クラウド管理型の無線LANシステムです。機械学習機能(AI)と自動化機能、クラウド管理という特長を備えており、無線LANの運用・管理をサポートします。ネットワークの管理とモニタリングを大幅に効率化できることが強みです。
Juniper Mistを利用すれば、障害が発生した際にログ情報を自動で取得・検出できます。また、システムの利用状況やトラブル情報などを定常的に収集し、統計データとして可視化することも可能です。
特に、次のような技術的な特徴を持ち合わせています。
AIによる自動トラブルシュート
Juniper Mistはアクセスポイントから常にパケットを収集しシステムを監視します。その情報はAIが分析・学習し、環境を自動調整します。そのほかにも障害を予兆したり、トラブルの要因を検出したりすることができます。ネットワーク上のトラブルやエラーもモニタリングし、エラー項目を自動でキャプチャできるため、障害の再現待ちは不要でトラブルシューティングを迅速に行うことが可能です。
クラウド管理
サーバの導入は不要です。導入・設置から運用監視まですべての機能を一括提供します。クラウド環境の管理は Juniper が実施、常に最新の機能、セキュリティを提供します。APのファームウェアも自動更新します。AP単位の更新のためサービスを中断することなく実施できます。
導入も簡単。事前キッティングは不要なため導入までの時間・準備コストを大幅削減します。
Juniper Mistの優れた機能
Juniper Mistは、Juniper Mist AIやMarvis AI 、Juniper Mist Wired Assuranceなどの機能を含めたフルスタック管理も可能です。各機能の特徴を紹介します。
機能①:Juniper Mist AI
Juniper Mist AIとは、ネットワーク全体をクラウド上で統合管理できる機能のことです。単純なグラフ化だけでなく、サービス品質基準値を設定し基準値以下の原因も含め可視化する機能を提供します。Juniper Mistの中核機能で、AIと機械学習を活用してネットワークの最適化と自動化を実現できます。
例)
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- 拠点、デバイス、単位の品質を可視化
- 定義済の複数の項目から接続時、接続後の状態を数値化
- 項目をクリックするだけで詳細へドリルダウン
- 影響のあるデバイス、場所、時間帯まで表示
機能②:Marvis AI
Marvis AIは仮想ネットワークアシスタントとして、ネットワーク管理者やITチームのネットワーク運用を支援します。対話型のインターフェイスを提供し、誰でも簡単に状況を把握し、トラブルシュートを簡単にします。
この様に下記3つがJuniper Mist導入で期待できることで、これまで無線環境にかけていた様々な時間を大幅短縮できます。
- クラウド化による早期導入と、運用負荷の軽減
- トラブルの未然防止と早期発見
- トラブルの早期対応と解析・復旧
Juniper Mistは大規模な無線LANの運用・管理をサポートし、ネットワーク管理やモニタリングの効率化をサポートします。無線LANの運用・管理負担を軽減したい企業にマッチするシステムだといえるでしょう。
Part2では、主要なアクセスポイント7製品の機能比較、ライセンスの種類をご紹介します。
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