コラム

比べてわかる!Mistのメリット 「オンプレミス型」「中小規模向けクラウド管理型」と「Mist」を徹底比較

■中小規模向けのクラウド管理型やオンプレミス型にはないMistの魅力

 

ノートPCやスマートデバイスの発達で進展する企業の無線LAN構築。大規模ネットワークになると、多くの無線LANアクセスポイント(AP)が必要となり、その運用や管理をいかに効率化するかが、管理者にとって気になるところです。

 

運用管理も昨今では、クラウド管理型が増えつつあります。中でも「Mist」は、APからの情報をAIが機械学習し、障害の予兆やトラブルを自動的に検知して迅速に対処でき、大規模ネットワーク環境でもきめ細かく管理ができる製品として作られたクラウドソリューションです。また、Mistは「マイクロサービスアーキテクチャ」の採用により、新機能やバグ改修などを素早く対応することができます。

 

今回はMistの特長について、クラウド管理型で特に中小規模の無線LAN構築に有効なクラウド管理型や、従来のようなオンプレミス型と比較して掘り下げていきます。

 

(図1)大規模ネットワーク環境に最適なMistのポジション

 

 

■大規模向けネットワークに最適なクラウド管理型

Mistは、大規模ネットワーク向けでのクラウドシステムなので、特に運用管理の面でメリットが大きくなっています。運用にかかる人員のコストや、トラブルの原因追究や解消のための工数が大きく低減されます。またMistは、大規模ネットワーク向けに安定運用のための機能に優れ、クラウド管理型なのにシステムを細かくチューニングできる点も見逃せません。

 

(図2)「Mist」と「中小規模向けクラウド管理型」と「オンプレミス型」の比較

 

■クラウドから運用管理が行えるので、管理コストを大幅に圧縮

 

従来のオンプレミス型は、従業員も接続端末も多い大企業、または工場のような広い敷地に構築するような大規模ネットワークに、コントローラーを配置して運用管理を行います。オンプレミス型の導入では、設計の工数なども含めて時間がかかること、高価なコントローラーの導入などでコストの面でも負担が大きくなります。また運用面でも人員の配置などで工数やコストも膨れ上がりがちです。

 

一方、Mistなどのクラウド管理型は、高価なコントローラーはクラウドであるため、APを設置するだけで容易に導入が可能になります。特に支店や営業所などの拠点が多い企業では、APを設置するだけでクラウドによる一括管理ができるので、コストや人員をかけられない企業などで導入が進んでいます。

 

■トラブル対応にも工数をかけずに迅速な対応が可能なMist

 

従来からトラブルが生じた時には、管理者が問題の切り分けを行い、メーカーなどに原因を確認したり、状況に応じて手動でパケットキャプチャーをとりながらデバッグを実施したりすることで対策を行うケースが多くあります。

 

一方Mistは、AIの活用でトラブルの予兆を検知します。クラウド上の「Intelligent Wireless Cloud(IWC)」で、APから収集された情報をAIが機械学習し、障害の予兆やトラブルの要因検出を自動的に行います。ネットワークイベントの発生を自動でモニタリングし、エラー項目は自動的にパケットキャプチャーを取得できます。この「ダイナミックパケットキャプチャー」により現地調査を不要にし、トラブル対応が迅速に行えます。そして、Mistは万が一のトラブル発生時も、「根本原因分析機能」により、原因の分析とその対応について圧倒的に少ない工数と対応スピードの速さで最適化を図ります。こうした性能は中小規模向けクラウド管理型やオンプレミス型よりも優れているといえます。

 

■サービスレベルの推移を細かく把握できる

 

データ転送速度や接続時間など、あらかじめユーザーが目標値を設定しておけば、運用時にそれを下回るとサービスレベルの低下している状況が一目で把握でき、ドリルダウンでその原因を迅速に突き止めることが可能です。例えば、APの接続開始から認証完了までの時間に遅延があるとすれば、DHCPの払い出しによるものなのか、接続やログイン時のエラーによるものなのかをすぐに判別することができます。そのほか、端末1台あたりのスループットやローミングにかかる時間などから根本原因分析を行うことができるなど、さまざまな観点からトラブルの分析や対応が可能になります。

 

 

(図3)Mistを使うことでトラブル対応が迅速化するワークフロー

 

■オープンAPIを介して他システムの連携が可能に

 

Mistの画面で見られる機能は、すべてオープンAPIを介して他システムとの連携が可能となっています。例えば、統合管理ツールなどでネットワーク全体を一元管理している管理者であれば、MistのAPIを使って既存の統合管理ツールに組み込むことも可能です。また、仮想ビーコンを利用してユーザーの位置情報を取得できるので、他システムと情報連携をすることでユーザーの行動解析や位置情報の特定などにも活用することができます。このようにAPIを利用することで、これまでの無線LAN本来の機能からアプリケーション連携によるさまざまな情報の取得や資産管理まで、活用の幅を広げることが可能になります。

 

大規模ネットワークにおいて運用管理の効率化や、ビジネスに実践的な情報活用が可能となるMist。新規ネットワークの構築時はもちろん、現在オンプレミス型で利用している企業などが、クラウド管理型に移行してMistを導入するメリットも非常に大きいといえます。大規模ネットワーク環境の構築やリプレースなどで、Mistを選択肢にするのも方法の1つではないでしょうか。