Cisco Catalyst Center 導入事例

アプリ開発のネットワークを「Cisco DNA Center」で管理~運用管理の工数削減と属人化からの脱却

株式会社コロプラ
IT戦略室 システム管理グループ マネージャー
木戸 秀作氏

スマートフォン向けアプリを中心としたエンターテインメント事業をコアに、さまざまな事業展開を進めるコロプラ。2022年2月に、オフィスを東京都港区六本木へ移転した。新オフィスのネットワークは無線LANの安定と高速化を図るとともに、ネットワーク管理の「属人化」の課題を解決するために、Ciscoのネットワーク管理ソリューション「Cisco DNA Center」を導入。快適で高速、管理も容易なアプリ開発の基盤となるネットワークを構築した。

導入前の課題

無線LANの安定化とネットワークの運用負荷が課題

 移転に伴うネットワークの新設にあたっては、「快適につながる、高速であること、運用に困らないネットワークを目指して要件定義から取り組みました」と語るのは、IT戦略室 システム管理グループ マネージャーの木戸 秀作氏だ。
 コロプラでは移転前、ネットワークに関する2つの課題があったという。1つは無線LANだ。コロプラでは2014年にリリースしたスマートフォンアプリ「白猫プロジェクト」が大ヒットし、以降の同社のアプリ開発ではマルチプレイが可能なタイトルが多くなった。こうしたアプリを開発するにあたっては、マルチプレイの環境を再現・検証しながら開発する必要がある。それに伴ってネットワークに接続するスマートフォン端末も多くなる。その結果、アクセスポイントに端末からのアクセスが集中して、ネットワークへの接続ができなくなる、あるいは遅延することが多くなるなど、課題が浮き彫りとなっていた。
 もう1つの課題は運用管理面だ。マルチプレイ対応のタイトルが増えることで、無線LANに起因する社内からの問い合わせが増えた。トラブルが起きた際には、木戸氏をはじめとしたシステム管理グループが無線LANコントローラーの管理画面で情報を確認しながら対応してきた。しかし、問題解決にあたっては担当者の力量にも依存する傾向があったという。人事異動を考えると、こうした担当者変更のケースのような属人化するネットワークの運用管理から脱却したいという課題が挙がっていた。

導入ポイント

  • POINT 1
    Cisco DNA Centerの導入により、ネットワークを可視化し、管理工数を削減
  • POINT 2
    ネットワークトラブルの原因や対処法を、誰でもすぐに知ることができる
  • POINT 3
    ネットワークの状況や課題を熟知したNTTデータ ルウィーブの提案や構築支援

【導入の経緯・決め手】

「Cisco DNA Center」を提案したNTTデータ ルウィーブが構築パートナーに選定

 「快適につながる、速い、運用に困らないネットワーク」を掲げて要件定義し、課題を解決するために、同社は複数社から提案を受けた。そして、ネットワーク構築のパートナーとして選ばれたのが、NTTデータ ルウィーブだ。NTTデータ ルウィーブでは、Cisco社製Wi-Fi6対応アクセスポイントや10Gネットワークといった、コロプラからの要件を満たす提案を行ったうえで、ネットワーク管理ソリューションとして「Cisco DNA Center」を提案に組み込んでいる。
 「NTTデータ ルウィーブの提案は、当社の状況や課題を良く理解してくれていることを強く感じられるものでした。今ある機器をうまく活用し、例えば2台ある機器をどちらも更新するのではなく、1台はバックアップにまわすなど、随所に工夫が見られ、コストパフォーマンスにも優れていました。またCisco DNA Centerの提案は他社の提案には見られないものでした」(木戸氏)
 コロプラでは、このCisco DNA Centerの提案を高く評価している。「Cisco DNA Centerは、属人化しないネットワークの運用が考えられており、異常があった際の対応も細かな分析・対応ができるというもので、私たちにとって最適なソリューションと評価しました」と木戸氏は語る。

株式会社コロプラ
IT戦略室 システム管理グループ マネージャー
木戸 秀作氏

【導入後の効果】

「Cisco DNA Center」で運用管理負荷の軽減、属人化解消の効果を実感

 ネットワークの構築は新オフィスへの移転と並行して実施した。フロア全体で無線LANを快適に利用できるようサイトサーベイを実施し、機器の設置・配線・設定作業などを行い、2022年2月の移転日には新たなネットワーク環境で稼働をスタートしている。
「タイトルによってはイベントと重なる時期で、ネットワークの切り替えには難しいタイミングでしたが、NTTデータ ルウィーブと作業を進め、通信まわりで不明な点はその場で対応してもらえたので、非常に安心感がありました」(木戸氏)
 構築作業は大きなトラブルなく、スムーズに完了したものの、一番大変だったのは半導体不足による機器調達の難しさだったと木戸氏は振り返る。「なるべく発注を早くして、そのうえで万一間に合わないときには旧機器で凌ぐといったことも想定しながら進めました。予測できないことに対応するのが大変でした」と木戸氏。
 新オフィスでの新しいネットワークは大きな問題もなく安定して稼働しているという。以前のオフィスで課題となっていたつながりにくい、遅いなどといった声もないという。新型コロナウイルスの対応として、コロプラでもテレワークが導入されており、Web会議なども多く利用されているが、ネットワークに関する問題は発生していない。
 Cisco DNA Centerの導入効果については、まだ使い始めて間もないと前置きしながらも、すでにネットワークの運用管理工数の軽減、属人化解消の効果が出始めていると木戸氏は話す。
「以前のオフィスであれば、何か問題があると無線LANのコントローラーを確認して、自分で分析しなければなりませんでした。CiscoDNA Centerでは、無線LANのヒートマップを表示して、問題のありそうな箇所をドリルダウンすれば、解決まで容易に、しかも素早くたどり着けるようになりました。問題解決まで誰でもできるようになったことは、大きなメリットです」(木戸氏)

【今後の展開】

ネットワークの改善・拡張へNTTデータ ルウィーブの提案に期待

 提案から構築の支援までを行ったNTTデータ ルウィーブについて、木戸氏は「非常に素晴らしい動きをしてくれました。半導体不足やコロナ禍など、イレギュラーなこともありましたが、しっかり対応してくれて、トラブルなく移転でき、ネットワーク構築を完了できたことは良かったと思っています」と高く評価した。
 新オフィスでのネットワーク活用が始まったばかりのコロプラでは、今後も利用状況を見ながら随時、改善や拡張を行っていく。
「エッジに設置している有線LANのハブが1Gbpsまでの対応のため、現在は問題ありませんが、2年3年と経つとコンテンツの進化などにより1Gbpsではボトルネックになる可能性もあります。その部分の拡張なども必要になるかもしれませんし、WAN回線の拡張なども含め、これからもNTTデータ ルウィーブにさまざまな観点から提案してほしいと思います」と木戸氏は、今後の期待を語った。

導入した製品/サービス: Cisco DNA Center

システム全体のパフォーマンスを改善し、ネットワーク管理にかける時間を削減する、ネットワーク運用・管理のための優れたソリューション。これにより、ネットワークプロビジョニングと面倒なトラブルシューティングにかかる時間を大幅に削減可能。

導入企業プロフィール

株式会社コロプラ

“Entertainment in Real Life”をミッションとして掲げ、スマートフォン向けアプリの開発・提供に注力。人々の「日常」をより楽しく、より素晴らしくするエンターテインメントを提供する。
設立:2008年10月1日
代表:代表取締役会長 兼 チーフクリエイター 馬場 功淳
   代表取締役社長 宮本 貴志
本社:東京都港区赤坂9-7-2 ミッドタウン・イースト6F
URL:https://colopl.co.jp/

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