Cisco Umbrella社内外すべてのユーザーを守るクラウドベースのセキュリティ

危険サイトや、利用禁止サイトへのアクセスをブロックする
セキュアインターネットゲートウェイ[Secure Internet Gateway(SIG)]

サイバー攻撃の組織化や複雑化、ユーザ様の働き方の変化等により、FirewallやUTMで実行していたセキュリティ対策が十分ではなくなりました。Cisco Umbrella(シスコアンブレラ)はDNS(ドメインネイムシステム)の名前解決の応用と、クラウド型プロキシを提供し、インターネット上の脅威を最前線で防御する新しいクラウドセキュリティサービスです。

ユーザがどこにいても安全なインターネット通信を提供するクラウドサービス CiscoTALOS(驚異インテリジェンスを持つ専門家組織 圧倒的な情報量のデータ収集/分析能力)←→CiscoUmbrella インターネットの手前で防護!ユーザがどこにいても安全なインターネット通信を提供するクラウドサービス CiscoTALOS(驚異インテリジェンスを持つ専門家組織 圧倒的な情報量のデータ収集/分析能力)←→CiscoUmbrella インターネットの手前で防護!

Cisco Umbrellaの特長とメリット

1. DNS技術を利用した今までにないセキュリティ

社内に設置されていたり、プロバイダが提供したりするDNSサーバーの代わりにUmbrellaを活用することで、危険なサーバーへのアクセスをブロックします。社内での通信は、ファイアウォール等の既存のセキュリティ対策に加え、更なる多層防御を実現し、社外からの通信は、同じクラウド上のDNSにアクセスさせることで、社内と同じセキュリティが保たれます。

Firewall と Umbrella の違い

Firewall(ファイアウォール)
悪意のあるサーバーとの接続リスクあり 悪意のあるサーバーとの接続リスクあり

インターネットと社内LANの境界に位置し、IPアドレスやポート情報を見てデータ通信の可否(通信が正常なものかどうか)を判断するものであり、悪意あるサーバーと接続しているかどうかまでは判断できません。(FirewallはDNSの監視をしません)

Umbrella(アンブレラ)
Umbrella図解 Umbrella図解

インターネット側に位置し、クラウド上に配置したDNSでドメインやIPアドレスを確認し、危険と判断されるアクセスをブロックします。万が一、マルウェア感染した社内端末(BYOD端末含む)があった場合でも、Umbrellaにより内部情報が流出するリスクを軽減します。

Cisco Umbrellaの仕組み

未知のフィッシングサイトやマルウェアサイトをブロックします。万が一、新種マルウェアが侵入しても、ウェブサイトのカテゴリーによって利用ルールを課すウェブフィルター機能でC2(Command and Control)通信を封じ込めます。

導入前

①標的型メール ②ユーザーが開封・感染 ③C&Cサーバーは? ④IPアドレスはxxx.netです ⑤情報流出 ⑥サイバー攻撃者が情報取得 ①標的型メール ②ユーザーが開封・感染 ③C&Cサーバーは? ④IPアドレスはxxx.netです ⑤情報流出 ⑥サイバー攻撃者が情報取得

導入後

①標的型メール ②ユーザーが開封・感染 ③C&Cサーバーは? 【Cisco Umbrella】 ④このサーバーは危険なのでブロックします! ⑤サイバー攻撃者は情報取得不可 ①標的型メール ②ユーザーが開封・感染 ③C&Cサーバーは? 【Cisco Umbrella】 ④このサーバーは危険なのでブロックします! ⑤サイバー攻撃者は情報取得不可

マルウェアは、C&Cサーバー(※)に接続する際、DNSに問い合わせするため、その段階でCisco Umbrellaがブロックします。

※Command and Control server : マルウェアをコントロールするサーバー

Webセキュリティよりも幅広い防御範囲

悪意ある攻撃は巧妙化しており、さまざまな例のマルウェア感染が急増しています。ポートやプロトコルで制御するFirewallではマルウェアがすり抜けてしまったり、https等の暗号化された通信は見分けがつきません。

メール等による標的型攻撃は、URLフィルタリングやアンチウイルスが有効ですが、日々進化するマルウェアには対策が後手に回ってしまいます。

Cisco Umbrellaは、プロトコルに関わらず利用されているDNSで保護を行うため、すべてのポートが対象となります。さらにDNSを用いず、直接IPアドレスを指定して行われる通信もカバーします。

Web Security:80/443のみ Cisco Umbrella:80/443も含むAll PORTSWeb Security:80/443のみ Cisco Umbrella:80/443も含むAll PORTS

2. テレワークに最適~オフィスワークと同じDNS利用~

テレワークとオフィスワーク双方で同じセキュリティポリシーが提供可能です。PCにあらかじめ「Umbrellaローミングクライアント」ソフトをインストールすることで、テレワークでも同じDNSにアクセスすることが可能になり、どこで働いていても、オフィスワークと同じセキュリティレベルを確保することができます。
スマートデバイス、IoT端末にも対応しており、端末も選びません。すべてのリモートユーザーを保護できるクラウドセキュリティサービスです。
さらに、導入も簡単。既存環境はそのまま。クラウドサービスにつき、新たなハードウェアを購入する必要がないことも、テレワークに最適な理由です。

テレワークにも社内と同等のセキュリティ提供

アンチウイルス対策だけでは防げない、フィッシングサイト、有害サイトへのアクセスを最前線でブロック。リモートユーザ・テレワークユーザにも、社内と同等のセキュリティを提供します。

オフィスに設置したFirewallやUTMといったネットワーク機器で内部の利用者を守るセキュリティ→CiscoUmbrellaにより最前線で利用者を守るセキュリティ オフィスに設置したFirewallやUTMといったネットワーク機器で内部の利用者を守るセキュリティ→CiscoUmbrellaにより最前線で利用者を守るセキュリティ

クラウド管理のダッシュボードで、簡単に評価が可能

全てのDSNリクエスト数 ブロックされたリクエスト数 ブロックリクエストの中でセキュリティが理由のブロック数 最もブロックされた接続先、サイトや端末、タイプ 管理、登録しているネットワーク、ローミングクライアント、VA

3. プロキシ機能も搭載、セキュアインターネットゲートウェイ(SIG)

セキュアインターネットゲートウェイ(SIG)ライセンスで、クラウド型プロキシも利用可能です。
インターネットの通信は、安全性を高めるためほとんどの通信がHTTPS化されており、FirewallやUTMの機能では、検査できなくなっています。
Umbrellaのプロキシ機能で、HTTPS通信を復号化し、ファイルがダウンロードされる前にスキャンして、悪意のあるコンテンツが含まれていないか確認できます。この機能で、より安全なインターネット環境を実現することが可能です。

選択的プロキシ デバイス→クラウドDNSサーバUmbrella(宛先ドメインが安全と断定できなかったWebアクセスをWebプロキシに誘導)→クラウドWebプロキシ→ブロック→インターネット 選択的プロキシ デバイス→クラウドDNSサーバUmbrella(宛先ドメインが安全と断定できなかったWebアクセスをWebプロキシに誘導)→クラウドWebプロキシ→ブロック→インターネット
フルプロキシ デバイス→VPN(すべてのWebアクセスをクラウドWebプロキシに転送 ※フルプロキシ機能のご利用には対応したゲートウェイ機器かAny Connectライセンスが必要です)→クラウドWebプロキシ→ブロック→インターネット フルプロキシ デバイス→VPN(すべてのWebアクセスをクラウドWebプロキシに転送 ※フルプロキシ機能のご利用には対応したゲートウェイ機器かAny Connectライセンスが必要です)→クラウドWebプロキシ→ブロック→インターネット

SIGで提供可能な機能

  • セキュアWebゲートウェイ機能(プロキシ機能、SSLトラフィックの復号化・検査等)
  • クラウド提供型ファイアウォール機能
  • クラウドアプリ制御機能(CASB)
Umbrellaフル機能活用時イメージ図 DNSレイヤセキュリティ/セキュアWebゲートウェイ/クラウド提供ファイアウォール/クラウドアクセスセキュリティブローカー(CASB)→インタラクティブな脅威インテリジェンス SD-WANやゼロトラストソリューションと簡単に連携します Umbrellaフル機能活用時イメージ図 DNSレイヤセキュリティ/セキュアWebゲートウェイ/クラウド提供ファイアウォール/クラウドアクセスセキュリティブローカー(CASB)→インタラクティブな脅威インテリジェンス SD-WANやゼロトラストソリューションと簡単に連携します

4. 常に最新のセキュリティ~Cisco Talos連携~

世界最大級の解析力と情報提供体制を誇るCisco Talos(セキュリティインテリジェンス&リサーチグループ)と連携し、常に最新のセキュリティを提供します。お客様側でソフトウェアやデータを更新する必要がありません。 また、ドメイン名をIPアドレスに変換する際にCisco Talosなどの脅威インテリジェンスと連携し、危険なIPアドレスへの変換をしないことで通信をブロックしています。

Cisco Threat Intelligence Team

セキュリティ保守・運用もセットの
クラウドセキュリティ マネージドサービスのご紹介

セキュリティ保守・運用もセットのクラウドセキュリティ マネージドサービスのご紹介

Cisco Umbrellaのライセンス体系について

DNS Security
Essentials

DNSレイヤセキュリティに機能を絞ったシンプルで安価なライセンス

DNS Security
Advantage

DNS Security Essentialsに
クラウドプロキシを追加した
セキュリティ強化版パッケージ

SIG Essentials

全ての通信をクラウド経由とし高度なセキュリティを実現するためのパッケージ

SIG Advantage

SIG Essentioalの機能に加え、IPS付きレイヤ7ファイアウォールDLPなどの高度なセキュリティパッケージ

簡易機能比較表

DNS Security
Essentials
DNS Security
Advantage
SIG Essentials SIG Advantage
DNSレイヤ
セキュリティ
ドメインベースによる
可視化と制御
URLベースによる
可視化と制御
セキュアウェブプロキシ 選択的プロキシ フルプロキシ フルプロキシ
IPS、L7 ファイアウォール

コラム

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当社は、Cisco Systems ゴールド認定パートナーとして企画、設計、導入、運用・保守をワンストップで提供。事前調査から導入・運用支援まで総合的なサービスメニューをご用意しています。高度なセキュリティの要望や大規模な導入には、専門家による導入支援が欠かせません。豊富なネットワーク知識を持ったSEが導入を支援します。

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