Cisco Aironet 2800 メーカーサポート終了と後継機種について
Cisco Aironet 2800シリーズのメーカーサポート終了(2027年10月31日)が迫っています。
サポート終了後も利用を継続することは、セキュリティや障害対応、事業継続の観点からリスクとなる可能性があります。
当ページでは、後継機種となるWi‑Fi 6E/7対応アクセスポイントの特長や選定ポイントをご紹介します。
今後のリプレイス計画やネットワーク環境の見直しをご検討いただく際の参考となれば幸いです。
Cisco Aironet 2800の後継機種
Cisco Aironet 2800シリーズの後継機種としては、Wi‑Fi 6対応のC9120、Wi‑Fi 6E対応のCW9166I、Wi‑Fi 7対応のCW9176IおよびCW9174Iが挙げられます。
ただし、Wi-Fi 6対応のC9120はすでにEOLのアナウンスが発表されているため、今回はWi‑Fi 6EおよびWi‑Fi 7対応機種をご紹介します。

コラム(Cisco APからWi-Fi 6/6E/7へのアップグレード)抜粋
【Wi-Fi 6E】Cisco Catalyst CW9166I
エンタープライズ向けのWi‑Fi 6E対応アクセスポイントです。6GHz帯に対応しており、高速通信と低遅延を実現します。
また、Meraki管理とCatalyst Wireless Controller(WLC)管理の両方に対応しているため、無線LAN・有線LANを含めたネットワーク環境を効率的に管理できます。
【Wi-Fi 7】Cisco Catalyst CW9176I
Ciscoの最新世代となるWi‑Fi 7対応アクセスポイントです。オフィスや大学、病院などの中~高密度環境向けに設計されており、高速・低遅延通信と高い収容性能を実現します。
また、Meraki管理とCatalyst WLC管理の両方に対応しているため、将来的な運用方針の変更にも柔軟に対応できます。
【Wi-Fi 7】Cisco Catalyst CW9174I
Ciscoの最新世代となるWi‑Fi 7対応アクセスポイントです。教室や小売店舗、中小規模オフィスなどの低~中密度環境向けに設計されており、省電力性と導入のしやすさを兼ね備えています。
また、Meraki管理とCatalyst WLC管理の両方に対応しているため、コストと運用性のバランスに優れた無線LAN環境を実現できます。
Cisco Aironet 2800シリーズ 後継機種スペック表
| Wi-Fi | Wi-Fi 5(既存) | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 7 | Wi-Fi 7 |
| 機種名 | Cisco Air2802I | Cisco CW9166I | Cisco CW9174I | Cisco CW9176I |
| 用途 | 既存 Wi-Fi 5環境 | Wi-Fi6Eへの更新 | Wi-Fi 7を導入したい 一般企業・オフィス・学校 |
長期利用・最新オフィス・高密度環境 |
| 公式データシート | URL | URL①、URL② | URL①、URL② | URL①、URL② |
| Wi-Fi規格 | Wi-Fi 5 (802.11ac Wave2) | Wi-Fi 6E (802.11ax) | Wi-Fi 7 (802.11be) | Wi-Fi 7 (802.11be) |
| 対応周波数 | 2.4GHz / 5GHz | 2.4GHz / 5GHz / 6GHz | 2.4GHz / 5GHz / 6GHz | 2.4GHz / 5GHz / 6GHz |
| 最大空間ストリーム | 4×4:4 | 4×4:4 | 2.4GHz : 2×2:2 5/6GHz : 4×4:4 |
4×4:4 |
| 最大無線速度(※) | 約5.2Gbps | 約7.8Gbps | 約17.5Gbps | 約18Gbps |
| 6GHz対応 | - | 〇 | 〇 | 〇 |
| 320MHzチャネル | - | - | 〇 | 〇 |
| Multi-Link Operation (MLO) |
- | - | 〇 | 〇 |
| 管理方式 | Catalyst 9800 WLCなど | Meraki管理 WLC管理 |
Meraki管理 WLC管理 |
Meraki管理 WLC管理 |
※ 最大無線速度は理論値です。実効速度ではありません。
お客様のネットワーク環境や要件、将来的な利用計画によって最適な機種は異なりますが、リプレイスの方向性としては以下をおすすめします。
- コストを抑えながらWi‑Fi 5からWi‑Fi 6Eへ移行したいお客様には、Cisco CW9166Iがおすすめです。
- 高密度環境への対応や将来的な高速通信を見据え、長期的な利用を検討されているお客様には、Cisco CW9176Iがおすすめです。
- Wi‑Fi 7の主要機能(320MHzチャネル、MLOなど)を利用しながらコストも重視したいお客様には、Cisco CW9174Iがおすすめです。
リプレイス計画について
メーカーサポート終了は、単なる機器の更新時期ではなく、ネットワーク環境を見直す絶好の機会です。
Wi‑Fi 6E/7への移行は、通信性能の向上だけでなく、セキュリティや運用効率の向上、さらには将来的なAI活用にもつながります。
サポート終了直前に慌てて対応するのではなく、計画的にリプレイスを進めることが重要です。
当ページが、貴社のネットワーク更改計画やIT投資をご検討いただく際の参考となれば幸いです。
ご不明な点や導入のご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
・リスクについて知りたい →EOL攻略ガイド(1):EOLがもたらすリスクと最適な移行時期は?
・リプレイスの進め方などについて知りたい →EOL攻略ガイド(2):効果的なリプレイスの進め方と実施タイミング
・リプレイスプラン例について知りたい →EOL攻略ガイド(4):予算がなくても間に合う延命・全体更改プラン
・事例について知りたい →ネットワーク構築サービス|大手製造業 M社様

