EOL攻略ガイド(4):予算がなくても間に合う延命・全体更改プラン
~初期検討段階の企業向け、予算未確保でも実施できるリプレイス方法を紹介~
EOL攻略ガイドもいよいよ最終回となりました。
最終回も第3弾に引き続き2025年10月末にEOLとなるCiscoの代表的なL3スイッチ「Cisco Catalyst 3850シリーズ」のリプレイスプランをご紹介します。
第4弾となる本コラムでは、検討の初期段階で予算をまだ確保できていない企業様向けの計画的リプレイスプランをご紹介します。
すでにリプレイスを検討し予算をある程度確保している企業様向けのお得にリプレイスを実施いただける早割リプレイスプランは第3弾をご覧ください。
▶▶EOL攻略ガイド(3):予算確保済企業向けC3850シリーズリプレイス早割プラン
予算未確保でも大丈夫!計画的なリプレイスの進め方
第3弾の終わりに、Cisco Catalyst 3850シリーズのEOLまで【もう】6ヵ月しかないと書かせていただきましたが、これはあくまで『理想的なリプレイス』を実施する場合の話です。
第1弾でもご紹介した通り、EOL以降も継続して利用した場合、さまざまなリスクが潜んでいます。それらを防ぐためには、EOLまでにリプレイスを実施することが理想的であり、且つそのリプレイスはEOLの6ヵ月~1年前に実施することが理想とされています。しかし、EOLまで時間がないからと、十分な検討を行わずにリプレイスを実施した場合、「機能が足りなかった」、「互換性がなった」など短期間で検討、リプレイスのやり直しをしなければならなくなってしまいます。
十分に検討し計画的に実施することが、リプレイス成功のカギとなります。詳しくは下記コラムをご覧ください。
▶▶EOL攻略ガイド(1):EOLがもたらすリスクと最適な移行時期は?
▶▶EOL攻略ガイド(2):効果的なリプレイスの進め方と実施タイミング
しかし、検討している間もリスクを回避する必要はあります。
NTTデータ ルウィーブでは、まだ検討が十分に済んでいない、予算確保ができていない企業様向けに2つのリプレイスプランをご用意しました。
計画的延命リプレイスプラン:当社自営保守で延命し、最適な時期にリプレイス
リプレイス完了まで一時的に当社の自営保守で保守サービスを継続するプランです。
2025年度内でのリプレイスを検討しているけれど、EOLとなる2025年10月末までにリプレイスが難しいというお客様向けのプランです。
「Cisco Catalyst 3850シリーズ」EOL後は当社自営保守にて保守を行い、ご検討状況に応じた最適なリプレイス時期をご提案いたします。
ネットワーク再設計プラン:EOL機器を含めインフラ全体を見直し、将来を見据えた更改
「Cisco Catalyst 3850シリーズ」だけでなく、2025年度以降にEOLとなる機器やサービスも含めたネットワーク全体を見直すプランです。
リプレイスは検討しているけれども2025年度の予算確保が難しい場合や、機器のリプレイスだけでなくネットワーク全体の構成を見直したいお客様向けのプランです。
現在の課題や将来にわたる業務ニーズ、運用コストなどから最適なネットワーク構成をご提案いたします。
NTTデータ ルウィーブ Catalyst3850シリーズリプレイスプラン早見表
プラン名 | 概要 |
標準リプレイスプラン | 2025年度予算で、EOLまでにリプレイス |
早割リプレイスプラン | 2024年度予算で、早期リプレイス |
計画的延命リプレイスプラン | 2025年度予算で、EOL以降にリプレイス |
ネットワーク再設計プラン | 2026年度予算で、他の機器と一緒にリプレイス |
※「標準リプレイスプラン」、「早割リプレイスプラン」についてはEOL攻略ガイド(3)をご覧ください。
「計画的延命リプレイスプラン」と「ネットワーク再設計プラン」でNTTデータ ルウィーブができること
計画的延命リプレイスプラン
当社独自のルートでメーカー以外からの補修パーツを調達することで、EOL以降も当社の自営保守によりEOL前と変わらないSLAで保守サービスをご提供いたします。また、お客様の予算時期にあわせた過渡的な延命対応(延長保守)を行い、その後の計画的なリプレイスやリプレイス後の保守サービスも支援させていただきます。
ネットワーク再設計プラン
ネットワーク機器だけでなく、セキュリティやマネージドサービスなど多種多様な製品、サービスを取り扱っているため、2026年度以降に到来するEOL対応も見据えた効率的な更改計画を策定するとともに、お客様の環境にあわせてマルチベンダー且つハイブリッドに、導入から構築、保守までワンストップで支援させていただきます。
まとめ:最適なリプレイスを実現するために今できること
EOL対応は、時期が迫ってから検討すればよいといった場当たり的な取り組みでは、事業継続に多大なリスクを生じさせ、業務部門やIT部門の負担増、不要なコスト増加などの弊害を招いてしまいます。ネットワークインフラの根幹を支えているスイッチやルーターなどの機器については、特に留意が必要です。
そして、機器のリプレイスを進めるにあたっては、計画的な取り組みが最も重要となります。言葉を変えれば、計画的なリプレイスこそが、お客様のビジネスを支える安定的なネットワークインフラを実現するとともに、最終的にコスト削減と業務効率向上をもたらします。
このコラムシリーズを参考に、お客様にとっての最適なリプレイスプランを見つけていただければ幸いです。
NTTデータ ルウィーブではお客様の環境や要望にあったネットワーク機器、ソリューションをご提案いたします。どの機器とリプレイスしたらいいかわからない、リプレイスにかかる費用を知りたいなど、Cisco Catalyst 3850シリーズだけでなく、その他の機種でリプレイスをご検討中の方はお気軽にお問合せください。
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