コラム

2025〜2030年にEOLを迎えるCisco主力スイッチ一覧と後継モデルガイド

導入から5年経っていませんか?ネットワークスイッチ、そろそろ見直しどきかも

EOL攻略ガイドの第3弾、第4弾では、企業のネットワークインフラを支える高性能なスイッチとして多くの企業で利用されてCisco Catalyst 3850シリーズのリプレイスプランをご紹介させていただきましたが、Ciscoの主力スイッチモデルで2025年10月〜2030年4月にEOLを迎えるものがたくさんあります。

本コラムでは、2025年10月〜2030年4月にEOLを迎えるCiscoの主力スイッチモデルを一覧でご紹介します。あわせて、後継機種やリプレイス時のポイントもお伝えします。

「うちの機器は対象かも?」という方は、ぜひチェックしてみてください。

 

2025〜2030年にEOLを迎えるCiscoスイッチと後継モデル一覧

今後5年間でEOLとなる主要なCiscoスイッチ製品の一覧です。
EOL日(サービス終了日)と後継モデル、主な変更点をまとめました。

掲載情報は2025年4月時点のCisco公式EOL情報をもとに作成しています。

 

EOL後に起こる3つのリスクとは?

EOLはただの販売終了ではありません。『まだ動くから大丈夫』とEOLを過ぎたまま使い続けると、以下のようなトラブルやセキュリティリスクに巻き込まれる可能性があります。

  1.  セキュリティ更新停止による脆弱性の露出

    EOL後はメーカーによるサポートが終了し、OSやソフトウェアのセキュリティパッチが提供されなくなります。それにより、新たに発見されたセキュリティ上の脆弱性に対応できなくなり、悪意ある攻撃者に狙われやすくなるため、システムへの不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まります。また、マルウェアに感染する可能性も高くなり、マルウェアに感染すると他のシステムにも影響を及ぼし、業務の継続が困難になる可能性があります。

  2.  故障時の保守対応・部品入手が困難に

    障害が発生した場合、メーカーの公式サービスを受けられないため、自社で修理するかメーカー以外に修理を依頼しなければならなくなります。そのため、ダウンタイムが長期化するとともに運用コストも増加する可能性もあります。

  3. ネットワーク全体の更新計画に影響

    EOLに達した機器は経年劣化だけでなく、最新の製品やサービスと比較すると機能面で大きく劣ってしまう部分も想定されます。最新機能との互換性がなかったり、最新ソフトウェアなどに対応できなかったり、新しいサービス導入やクラウド対応にも支障が出る場合があります。

詳しく知りたい方はEOL攻略ガイド 第1弾をご覧ください。

 

後継モデルの選定ポイントとは?

Ciscoスイッチの後継モデルは、単なるハードウェアのスペック向上にとどまらず、運用・管理・セキュリティの面でも大きく進化しています。
ここでは主に2つの選択肢「Catalystシリーズの継続」と「Merakiシリーズへの移行」について、選定のポイントを解説します。

▶ Catalystシリーズの最新モデル(9200 / 9300 など)

従来Catalystユーザーに最適なアップグレードパス

・クラウド連携(Cisco DNA Center)に対応し、運用自動化も可能
・セキュアブートやマルウェア検知など、セキュリティ機能を強化
・PoE+、冗長電源・ファン対応で、長期安定運用にも安心

▶ Merakiシリーズへの移行(MSシリーズ)

クラウド管理で運用負荷を大幅軽減

・GUIで簡単操作、ネットワーク全体を一元管理
・拠点間の設定テンプレート化により、複数拠点の展開がスムーズ
・ゼロタッチ導入・自動アップデートで、保守も最小限に

 

今すぐできる、ネットワーク機器の棚卸しと確認方法

「EOLといっても、どの機器が対象なのか分からない…」という方へ。
まずは以下の手順で、自社ネットワークの棚卸しを始めてみましょう。

    1. スイッチの型番と設置場所をリストアップ
    2. CiscoのEOLカレンダーと照合
    3. 不明な場合はベンダーや専門会社へ型番を伝えて確認

 

おわりに:該当機器があるか、まずはお気軽にご相談ください

Ciscoスイッチのリプレイスは、単なる「買い替え」ではなく、将来のネットワーク基盤を見直すチャンスでもあります。

✅ 型番リストをお持ちいただければ、EOL対象か無料で確認いたします。
✅ 目的や予算に応じた後継モデルのご提案も可能です。

 

ぜひこの機会に、貴社ネットワークの更新計画を見直してみませんか?

 

NTTデータ ルウィーブではお客様の環境や要望にあったネットワーク機器、ソリューションをご提案いたします。どの機器とリプレイスしたらいいかわからない、リプレイスにかかる費用を知りたいなど、Cisco Catalyst 3850シリーズだけでなく、その他の機種でリプレイスをご検討中の方はお気軽にお問合せください。

 

 

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