無線LAN構築サービス 導入事例

無線LAN環境の刷新でインフラを整備
一元管理で運用性を向上、サポートコストも削減

株式会社Speee様

Webマーケティング事業やインターネットメディア事業を中心に、幅広くビジネスを展開している株式会社Speee。組織の急成長に伴いオフィスで利用していた無線LANが「つながりにくい」「切断障害が多い」といった課題を抱えていた。こうした課題に対し同社は、NTTデータ ルウィーブの提案を受け、無線LAN環境の刷新に踏み切った。無線LANがつながりやすくなったことに加えて、機器の一元管理やサポートコストの削減などを実現できた。

導入前の課題

ビジネスの拡大、従業員の増加とともに無線LANの接続性が課題に

「世界中にインパクトを与えるサービスの創造を通じて、世界の進化に貢献する」というミッションを掲げ、Webマーケティング事業やインターネットメディア事業を展開している株式会社Speee。経営管理部 総務グループ マネージャーの泉谷 翔氏は、「当社はモバイルSEO事業からスタートし、Webマーケティングを中心としたBtoB向けサービスを提供してきました。近年では、Webマーケティング事業で培った高い集客力やサービス開発力を生かして、不動産やエンタメ、美容など、ライフスタイルに関わるBtoCの領域にも参入しています」と話す。

2007年の創業以来、右肩上がりで業績を伸ばし続けている同社。事業の拡大に伴い、従業員も急増している。「毎年従業員が増加しており、社内のインフラもそれにあわせて拡張してきました」と泉谷氏。しかし2015年に入ると、無線LAN環境の悪化が業務に影響を及ぼしかねない状況になっていたという。

R&D開発グループ エンジニアの二社谷 昂佑氏は、「これまでの無線LAN環境は、市販のアクセスポイントを購入して設置したもので、従業員が100名程度の頃に構築した環境を、拡張しながら利用していました。ところが、人数が300名を超えてくると、「無線LANにつながりにくい」、「つながっても切断される」という声が聞かれるようになってきました」と振り返る。そこで、同社では将来性も考慮して、無線LAN環境を刷新することにした。

導入ポイント

  • POINT 1
    将来を見据えた
    細やかなプラニング
  • POINT 2
    コントローラ導入による
    一元管理で運用負荷削減
  • POINT 3
    手厚いサポートによる
    安定した運用

導入の経緯

費用対効果のバランスに優れたNTTデータ ルウィーブの提案を採用

その後数社の中から検討の末、無線LAN環境構築のパートナーとして選ばれたのが、NTTデータ ルウィーブだ。シスコ製ワイヤレスコントローラ「AIR-CT2504」による無線LAN環境を一元管理するという、NTTデータ ルウィーブからの提案を採用し、無線LANアクセスポイントには、コストパフォーマンスの高い「AIR-CAP1702I」が各フロアに設置されることとなった。

「NTTデータ ルウィーブの提案は具体的な機種やコストまで詳細にプラニングされており、とても分かりやすい印象を受けました。コストをかけることに納得感のある資料を作成してもらったことが、採用の大きなポイントになりました。まさに、費用対効果とのバランスに優れた提案でした」と二社谷氏は採用の理由を語る。

オフィスは本社のあるビルの3階と5階に加え、近接する同社が入るビルの1フロアを網羅する規模の無線LAN設計が行われ、2015年9月には休日を利用して機器の設置、切り替えが行われた。

「切り替えた直後は、一部でつながりにくい場所があり、フロア移動による切断障害なども発生していました。しかし、NTTデータ ルウィーブは導入後も調査や設定の変更、チューニングなどを行いながら、原因の追究から解決まで、手厚くサポートいただきました。現在では問題なく、安定して快適に接続できています」と二社谷氏は語る。

そしてSpeeeでは2015年12月、本社の入るビルの4階にフロアを増床。4階にも同様に無線LAN環境が構築された。「機器を統一して管理しやすくするということも目的にあったので、あわせてNTTデータ ルウィーブにお任せしました」と二社谷氏は語る。

株式会社Speee
経営管理部 総務グループ
マネージャー 泉谷 翔様

導入後の効果

無線LANの接続性を向上、一元管理も実現ビジネスにも好影響を与える効果も

こうした無線LAN環境の整備によって同社は、日々の業務においてさまざまな効果が現れているという。「当社では業務にクラウドサービスを活用しているので、インフラの重要性は非常に高いです。無線LANがつながらないという課題は解消し、サポート対応の工数やコストも削減できています」と二社谷氏は語る。加えて、コントローラーを導入したことにより、無線LAN環境の一元管理も実現できた。コントローラーにより、アプリケーションが可視化され、セキュリティーの向上も実現した。

さらに、ワークスタイルにも良い変化が出ていると泉谷氏は話す。「4階フロアは、従業員の交流にも活用してもらえるよう、広いラウンジや打ち合わせスペースなども用意しています。フリーアドレスのような形態で仕事をしたり、ミーティングを気軽にできたり、そこでやり取りした内容をクラウドのツールで共有するといった、一連の流れがスムーズにできるようになりました」と加える。

提案から構築、その後のサポートまで、NTTデータ ルウィーブに対する評価を二社谷氏は、「最初の提案も丁寧で、いろいろと相談をした際も、柔軟に対応していただいて大変助かりました」と高く評価している。

今後もSpeeeでは、ビジネスの拡大にあわせ、インフラの拡張を続けていく予定だ。泉谷氏は、「特に新規事業がスタートすると人が増えることもあります。今回の無線LAN環境の整備では、将来を見据えた導入になっていますが、NTTデータ ルウィーブにはこれからも手厚い支援を期待しています」と今後の展望と期待を語った。

株式会社Speee R&D開発グループ
エンジニア 二社谷 昂佑様

導入した製品/サービス: Cisco 2500シリーズ ワイヤレスコントローラ

Cisco Aironet アクセスポイントとのリアルタイム通信で、ワイヤレスネットワークの導入と運用を簡素化する。最大75台のアクセスポイントと1000のクライアントを接続。Cisco Application Visibility and Control(AVC)をサポートし、アプリケーションの見える化と制御を実現する。

導入企業プロフィール

株式会社Speee

SEOコンサルティングやDSPトレーディングデスクなどのWebマーケティング事業、不動産査定サイト「イエウール」などのインターネットメディア事業を展開。加えて、医療事業や海外事業など既存事業の枠組みにとらわれない形で、さまざまな事業創造に取り組んでいる。

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