ダッシュボードからネットワークの状況をチェック
Cisco Merakiのダッシュボード画面には、主な機能として「ネットワーク全体」「ワイヤレス」「オーガナイゼーション」等のカテゴリが用意されています。(導入している環境によって画面状況は異なります。)それぞれのカテゴリはさらに細かくメニューが分かれており、ダッシュボード画面からネットワークの状況を監視する、あるいは設定によって通信状況を制御することが可能になります。
Cisco Merakiのダッシュボード画面には、主な機能として「ネットワーク全体」「ワイヤレス」「オーガナイゼーション」等のカテゴリが用意されています。(導入している環境によって画面状況は異なります。)それぞれのカテゴリはさらに細かくメニューが分かれており、ダッシュボード画面からネットワークの状況を監視する、あるいは設定によって通信状況を制御することが可能になります。
ダッシュボードの「ネットワーク全体」のメニューには、さまざまな項目が用意されています。「クライアント」を選択すると、ネットワークに接続しているクライアントの状況をチェックすることができます。一覧で表示され、帯域利用量や使用OSなどが一目でわかります。特定のユーザーをピックアップして、どのようなアプリケーションが使われているかなどもわかります。
Cisco Merakiでは、パケットキャプチャーもメニューから簡単に表示させることができ、ネットワークの状態をリアルタイムでチェックできます。ネットワーク上で実際に流れるトラフィックのパケットを採取するパケットキャプチャーは、ネットワーク管理者にとって重要な作業です。ネットワーク上の障害が発生した際の問題解析などに使われます。
ネットワーク全体にかかわる基本的な設定は、「一般」から行えます。ユーザーを追加したり、機器の設定を行ったりするなどの設定が可能です。
「アラート」では、設定が変更された場合や不正APが検出された場合に、メッセージが届くよう設定することができます。(状況の変化をリアルタイムに把握したい場合は、アラート通知を設定)
ダッシュボードのメインメニューから「オーガイナイゼーション」を選択すると、個々のネットワーク状況を詳しく見ることができます。
例えば、ダッシュボードの変更履歴やログインしたユーザーの履歴などを確認できます。また、APに接続したクライアントの数や接続時間を分析した「ロケーション分析」は、APの調整やマーケティングのデータとして役立つでしょう。全体の概要を閲覧するには「サマリーレポート」が便利です。
「変更ログ」でダッシュボードの設定を変更した履歴
「ログイン試行」でログインしたユーザーの履歴
「設定」からユーザーのパスワード有効期限や強度などセキュリティ設定を行えます。
アプリごとの通信速度を調整できる「ワイヤレス」のメニューにもさまざまな項目が並びます。「アクセスポイント」を選択すると、ネットワークに接続されているAPの一覧が表示され、特定APをクリックすると、そのAPの主要データが表示されます。APごとに接続しているクライアントやデータ転送量などもわかります。
無線LAN環境においては、不正な電波の傍受やSSIDを偽装したAPの設置など、さまざまな脅威が存在します。Merakiの「Air Marshal (エアーマーシャル)」は、周囲の電波を監視、不正なAPを検知し、それを封じ込める機能を実装しています。
「ロケーションヒートマップ」では、現在どのAPがどのくらい集中しているかなどが、一目でわかります。一つのAPにどのくらいの端末が接続しているか、混雑の具合が色分けされて表示されます。また現在の状況だけでなく、時間帯による混み具合をプレイバックとして見ることも可能です。
「SSID」では、SSIDの設定概要が一覧で表示され、ここからゲスト用の新しいSSIDなども簡単に作ることができます。新しいSSIDを作るには「無効」を「有効」に切り替えて、「アクセス制御」の設定を切り替えます。 「ネットワークアクセス」から、さまざまなサインオンの方法が選べます。Facebook認証を使えば、自社のFacebookページにアクセスさせるといった使い方も可能です。
「ファイアウォールとトラフィックシェーピング」からは、アクセスできないサイトを設定したり、帯域幅を制限したりすることができます。インターネット動画配信サイトなどはアクセス禁止にして、YouTubeなどでは帯域制限を1Mbpsに抑えるなどの設定も可能です。
ゲスト用のSSIDを作成した時など、サインオンの時に表示できる画面を作成できます。ユーザーに告知したい情報や特定サイトへアクセスするように設定することが可能です。画面デザインの配色なども選択することができ、表示させたいメッセージもカスタマイズとして設定できます。
プレビューから完成画面の確認も可能。
ゲスト用SSIDを作成したときに、「SSIDの有効/無効」から利用可能な時間のスケジュール設定が可能です。店舗の営業時間内のみにアクセスできるようにするといった設定ができます。
このようにCisco Merakiでは、ダッシュボードだけでネットワークに関するほとんどの機能を設定することができます。セキュリティの設定についても多機能で、多くの項目が用意されており、法人の無線LANセキュリティでは欠かせない802.1x認証も、Radiusサーバーを用意することなくクラウドの機能で利用できます。また、マーケティングに活用できる機能も豊富で、単なる無線環境にとどまらない可能性を秘めています。
当社は、Cisco Systems ゴールド認定パートナーとして企画、設計、導入、運用・保守をワンストップで提供。事前調査から導入・運用支援まで総合的なサービスメニューをご用意しています。高度なセキュリティの要望や大規模な導入には、専門家による導入支援が欠かせません。豊富なネットワーク知識を持ったSEが導入を支援します。
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