Webex Calling 構成選定ガイド
【フルクラウドモデル】と【LGW設置モデル】
前回は“クラウドPBXで「Cisco Webex Calling」がさらにシンプルな構成に”でWebex Callingの構成についての説明をいたしましたが、本コラムではWebex Callingのモデル構成選定の説明したいと思います。
社内で電話のDX化、電話で働き方改革、Webex Callingをご検討中の方で、社内のクラウド電話の構成をどうしたらよいかとお困りの方もいらっしゃるかと思います。
クラウドPBXの2つのモデルはわかったけど、 うちの会社はどっちがあってるのかな? |
既存回線を使ってクラウド化したいけど、 どっちのモデルがいいのかな。。。 |
Webex Calling 2つのモデル
Webex Callingには【フルクラウドモドデル】と【LGW設置モデル】の2つモデルがあります。それぞれの特徴と構成以下となります。
フルクラウドモデル | LGW設置モデル |
宅内設備不要 電話をフルクラウド化 • クラウド側で電話回線を直収(LGW不要) • KDDI、NTT東日本の電話回線を利用 |
キャリア問わず既存の電話回線を活用 • Local Gateway(LGW)を使って電話回線を直収 • キャリア問わず、既存の電話回線 (PRI/BRI想定)をそのまま利用可能 |
Webex Callingのモデル比較
【フルクラウドモドデル】と【LGW設置モデル】の比較表です。
2つのモデルでは、導入期間、初期導入コスト、番号ポータビリティーなどの違いがあることがわかります。
比較項目 | フルクラウドモデル | LGW設置モデル |
フルクラウド構成 | 〇 | × 各拠点にLGWが必要 |
導入期間 | 〇 | △ LGWの納期の考慮が必要 |
初期導入コスト | 〇 | △ LGWの購入が必要 |
回線キャリア | 〇 KDDIまたはNTT東日本 |
◎ 既存回線を利用可能 |
番号ポータビリティ ※回線契約を変更する場合 |
△ できないケースあり(キャリアに確認が必要) |
◎ 既存回線を利用可能 |
利用できる機能 | 差分なし |
Webex Calling 提案適性診断チャート
それでは、自社の電話の状況・環境と照らし合わせてどちらのモデルが良いか、Webex Callingモデルの適正診断チャートを実施してみましょう。
お客様の電話環境は、診断チャートでどちらになりましたか。
Webex Calling構成選定の検討材料の一つになればと思います。
製品Webex Calling by Ciscoの詳しい内容はこちらをご覧ください。
Webex Calling by Cisco 機能一覧、提案理由、導入の流れ、料金、ライセンスサポート内容、よくある質問と課題を掲載しております。 |
フルクラウドモデル 自社導入事例 全国拠点へWebex Callingを展開する上での導入ポイント、課題と導入の背景、導入経緯、導入効果と展望を掲載しています。また、製品検討から導入のスケジュールやシステム構成図も掲載しています。 |