「Cisco Catalyst 9000」シリーズ導入における 「DNAライセンス」の選び方② Part2
Cisco DNA Centerを活用しCisco Catalystシリーズを管理する際は、DNAライセンスが必要ですが、各ライセンスでどこまでの機能が実装できるのか?という点を、分かりやすく説明します。
Part1では【Cisco DNA Essentialライセンスでできること】を、Part2は【Cisco DNA Advantageライセンスでできること】のご紹介になります。
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◇Cisco DNA Advantageライセンスでできること
Cisco DNA Advantageライセンスは、Part1でご紹介したCisco DNA Essenntialの上位ライセンスで、さらなるネットワークの見える化を実現いたします。
※ DNAライセンスはCisco Catalyst製品に同梱されていますので、Essential or Advantageを選択して購入する必要があります。
障害対応で最も手間のかかる作業が
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パケット自動キャプチャ |
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1.接続障害検知! 2.パケットキャプチャ取得済みマーク << この2つの作業が人手で対応すると特に面倒 |
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AIによる障害対応
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<<『AI・機械学習』で有線・無線LANの問題を発見し原因を調査 |
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<< さらに、 『TACのナレッジベース』 から対応案を提示 |
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AIによる障害対応をもう少し詳しく説明します。
AIで障害対応を自動化 |
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問題一覧 | 問題をクリックすると詳細を表示 | |||
様々な情報から |
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<< パフォーマンスが想定よりも低下している時間帯が確認可能 |
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<< パフォーマンス低下と同時刻に干渉が増加していることを検知 |
Ciscoデータベースから対応策を提示 |
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30年分の膨大なノウハウ | ↑↑ 『TACのナレッジベース』 ↑↑ から対応案を提示 |
特定の誰かの障害対応も可能 |
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検索機能で「人、MACアドレス、IPアドレス」を検索 | |
検索ボタンから特定端末を検索 | |
→当該端末の過去のパフォーマンスで問題発生した箇所を確認可能 | |
端末のパフォーマンス履歴(最長7日間)1か月前まで遡及可能 | |
→問題を表示すると詳細、原因、対応策が表示される | |
発生した問題を一覧化 |
◆ライセンスの使い分け
EssentialとAdvantageライセンスを使い分けることも可能です。(ネットワークの可視化:Assuranceを実現する場合です)
例えば、以下の使い方があります。
- 障害の切り分けや再現性が難しい無線LANについては、AI・機械学習を活用できるAdvantageライセンスを選択。
- コアスイッチとフロアスイッチまでをAdvantageライセンスにて構成し、障害発生時に緊急性の低いエッジスイッチはEssentialライセンスを選択。
次回はネットワークの自動化について、ライセンス選択の違いをまとめます。
過去のコラムはこちらです。
「Cisco Catalyst 9000」シリーズ導入における 「DNAライセンス」の選び方
属人化したネットワーク管理からの脱却が課題だった |
Cisco DNA CenterのAssurance(可視化・健全性)のチェック方法はこちらです。 |